-
祖母の容体が急変したと母から連絡をもらった時、涙がフワーッと浮いてきて意識する間も無くポロポロおちた。
おばあちゃん。わたしにとって一番身近なおばあちゃんは日本のおばあちゃん。うちは一緒に住んでるから、当然だけど、小さい頃からの記憶の中にはおばあちゃんがいつでもいる。
もう今ではないけど、小さい頃はよく焼きそば作ってもらってた。わたしがある程度大きくなってからは、妹の分と一緒にわたしが焼きそばを作るようになった。
わたしもおばあちゃんも変なところで負けん気が強いから、それはそれはよく喧嘩した。
わたしが大きくなるにつれて、全然話さなくなった。家の中で会っても特に何も会話しないくらい。でも成人した時、わたしの晴れ着姿をみて、何度も何度も綺麗だと言ってくれた。何度も。
おばあちゃんにまだ何もできてない。
明後日の便で日本に帰る。